和裁士になる学校- 実力派プロ和裁士になろう|辻村和服専門学校

卒業生の活躍

【和裁技能士】塚原聖子さん

特別着物が好きな訳じゃないけど
縫ってるのが楽しい
塚原聖子さん(2003年卒)

●長野県松本市出身
●研究生2年

着物にはまったく興味ありませんでした。でも進学する時、接客業より技術を持った仕事の方がいいと母親に進められて、そうかなと考えたんです。いくつか学校を見学しましたが、辻村が断然いいと思いました。とにかく寮や施設がきれいだし、お茶や染色も学べるからです。茶道とか、私が普通に生活していたらきっと出会わなかったものを習えたのは良かったですね。私はちゃらちゃらしてるから、きっちり礼儀作法など日本人のココロに触れられたのはいい経験です。
和裁をやっていると友だちに「すごいね」と言われます。親も私が和裁をしているのが誇らしいらしく、私には言わないけど、親類に「今度、何を作ってもらう」とか言ってるらしい(笑)。でも今でも着物に特別興味がある訳じゃないんです。ただ縫っているのが楽しいですね。みんなたくさん縫うのは大変だって言うけど、「自分のペースで縫えるのに、何がそんなに大変なの?」って思ってました。この仕事は着物が好きなだけより、私のように作る、縫うことが苦にならない人が向いてるんじゃないかな。自分の着物は面倒だから全然作らないけど、友だちとか、友だちの子供のユカタとか、人のためには作ってあげたくなっちゃうのが不思議。1年後くらいに結婚する予定ですが、彼氏にもユカタを作ってあげたら結構うれしそうでした。結婚したらしばらく休業するかもしれないけど、子育ての時期が過ぎたら、また始められたらいいなと思ってます。

※取材時より、15年以上経ち、環境も変わりましたが、現在も辻村和裁研究所の外注として、和裁の仕事をしています。

研究生

記事はありません。

外注・その他